無償アップグレード
まずは、なんと言っても「無償アップグレード」についてです。
Windows10の記事を読むと「無償」と言う言葉が先行してしまっていますが、あくまで対象は以下の条件の場合です。
・「Windows7」「Windows8.1」からのアップグレードの場合
・期間は2016年7月28日まで
上記の通り条件前提の無償アップグレードです。
2016年7月28日以降の対応はまだアナウンスされていませんし、新規で購入するパソコンにはWindows10の代金は含まれていると思います。おそらく。
なので、なんでもかんでも“無償”ではないことを知っておきましょう。
バックアップ
今回のアップグレードは設定やデータは基本的には自動的で引き継がれることになっています。
それでもやはり何が起こるかわからないので、必要なデータのバックアップは外部ストレージに保存することをお勧めします。
データだけでなく、設定情報(IDやパスワードなど)もアップグレード前に確認や保存をしておくことをお勧めします。
リカバリーと復元ポイント
Windows10では、導入後31日以内であれば、以前のバージョンに戻すことができます。
以前のバージョンに戻す場合リカバリーのDVDやCD（それらを読み込むドライブも）が必要になる場合があります。
事前にお使いのパソコンのリカバリー方法を確認しておきましょう。
また、リカバリーを実行すると初期状態に戻ります。
アップグレード前に復元ポイントを作成しておくことで、その時の状態（設定やデータ）を復元することができます。
※いずれにしても事前に、手順や必要なものを確認しておいてください。
アップグレードは自動で
Windows10のアップグレードの方法として、「自動アップグレード」と「手動アップグレード」があります。
前述の通り、自動アップグレードの場合は基本的にデータや設定は自動で引き継がれます。
手動アップグレードの場合は細かな設定や判断などは自分で行う必要があります。
自動アップグレードの場合は設定やデータの移行、プリンターやネットワークがそのまま使えるかなどパソコンが判断してくれます。
新機能の注意事項
ブラウザやメールアプリなどインターネットでよく使う機能が新しくなります。
以前のInternet ExplorerやWindows Live メール、OutlookはWindows10でもそのままお使いになれます。
しかし、Windows10の標準ブラウザになる「Edge」や「メール」アプリは、そのままでは使えません。
厳密に言えば使えるのですが、設定やお気に入り、メールデータなどは移行されません。手動で設定や移行を行う必要があります。
※以前のバージョンのInternet Explorerは、Window10の新しいInternet Explorerに。Window LiveやOutlookも同様に新しいWindows LiveやOutlookにデータが引き継がれます。
ちょっと面倒かもしれませんが、せっかくの新機能です。
事前に移行方法や設定方法を確認して、使える準備をしておきましょう。