ソーシャルの力で教育は変わる!?個人の能力に最適化した『アダプティブラーニング』が今、注目されているワケ。


FacebookTwitterといったSNSに限らず、ソーシャル要素を持つメディアやサービスが増えています。
なかでも数年伸びているのが“ソーシャル×教育”をテーマにした「ソーシャルラーニング」。個人に適した教育を受けられるのがその魅力です。
今回はその進化したソーシャルラーニングシステム「アダプティブラーニング」に注目します。


「ソーシャルラーニング」って何?

TwitterFacebookなどのSNSや、ブログ、YouTubeQ&Aサイトといったソーシャルメディアを学びのツールとして活用する学習システムの総称。
教える側と教えられる側の役割を明確化・固定化した一方的な教育ではなく、参加者同士がネットワークを通じてインタラクティブに教え合い、学び合う形態が特徴です。
ソーシャルラーニングをメイン事業として取り組む企業や、ソーシャルラーニングの仕組みを利用した学校も登場しています。


ソーシャルラーニングを進化させた、アダプティブラーニング

学習者ひとりひとり、好きな科目も違えば苦手な科目も違います。得意科目であっても苦手な単元があることも。そもそも勉強法も個人によって向き不向きがあります。
そこで活躍するのがソーシャルラーニングを進化・深化させた「アダプティブラーニング(=適応学習)」という勉強法。
これを取り入れることで、個々の生徒にパーソナライズされた学習環境を用意できるのです。


オーダーメイド学習法『アダプティブラーニング』

学びたい人ひとりひとりに最適化された学習の自動提供を実現しようとするのが「アダプティブラーニング」。
この利点についてみてみましょう。

  1. ログ(データ)が取れる
    紙と違い学習進度のログをデータとして残すことができるため、何が得意でどこでつまづいているか、解答速度はどうかなど、幅広くデータを蓄積することで学習進度が明確にわかるようになります。
  2. 学習方法が最適化される
    アダプティブラーニングなら学習レベルだけでなく、学習方法についても最適化が可能になります。
  3. ソーシャル要素
    ソーシャルラーニングから延長線上に伸びたアダプティブラーニングには、もちろんソーシャル要素も多く含まれます。
    単純な成績の競い合いもできるし、わからない問題に対して相互学習も可能です。独習もOKですが、「学び合う」というの一番のポイントです。

アダプティブラーニングの代表的なサービス

  • Knewton
    最大規模で代表的なプラットフォームサービスがこちら。
    その特徴は「Continuous Adaptivity(継続的なアダプティヴィティ)」。個々の学力や理解度と学ぶべき対象をマッピングし、その個人に最適な道筋を示すシステムが導入されています。
    「インプットが変わればプロセスも変わり、アウトプットも当然変わる」。これに対応し、学習進度によって可変していくというのがknewtonです。
  • fishtree
    アメリカ発のアダプティブラーニングシステム。
    2015年1月にリクルートが出資したというリリースが流れ、日本でも大きく話題になりました。
    Fishtree Inc.は「同じ教材を全ての生徒に」ではなく「一人ひとりの生徒に合った教材を」というビジョンを掲げています。fishtreeはアメリカや韓国ではすでに多くの学校法人に導入されており、これからの成長が見込まれていますね。また、ソーシャルラーニング機能も強く、生徒間・先生間・生徒と先生間もコミュニケーションを促進してくれます。
  • RICS(Ritsumeikan Intelligent Cyber Space)
    2014年5月より立命館守山が現在進めているアダプティブラーニングプロジェクトのひとつ。
    学校現場においてSNSとアダプティブラーニングを用いたICT環境を教育プログラムに取り入れる試みは、日本ではこの立命館守山が初めて。
    蓄積された学習記録・行動履歴をポートフォリオとし中高大一貫教育で共有化する、つまりログを活用するということですね。日本はアダプティブラーニングに関して遅れていることもあり、立命館守山のプロジェクトには要注目です。

まとめ

アダプティブラーニングは始まったばかりの試み。しかしこれを各企業・団体がどう活用していくのか、注目したい領域です。
ICT・ビッグデータ技術を活用できるインフラが整備されると、教育はどう変わるのでしょうか。


参考記事: http://wired.jp/2013/04/27/adaptive-learning/

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