こんにちは。毎週火曜更新「ソーシャルメディアNOW!」担当のつかさです。
10月も半ばに差し掛かりました。地域によっては、早くも葉が色づき始めているようです。本格的な紅葉が今から楽しみですね。
今週もソーシャルメディアの耳寄り情報を、ゆる~くお伝えしていきます。
本日のトピックはこちら!
10秒動画が自由自在!動画アプリ「LINE MOMENTS」始動
LINE社は11日、新サービス「LINE MOMENTS」の配信を開始したと発表しました。
「LINE MOMENTS」は、ユーザーが10秒までの短い動画を撮影し、その動画をシェアすることで楽しむソーシャルメディアアプリです。動画の投稿やシェアだけでなく、動画の撮影や編集も、簡単なタップ操作だけで行うことができます。
撮影した動画は自動的にループ再生されるように設定されるため、誰でも簡単に思い通りのループ動画を作ってシェアすることができます。LINE社の公式ダウンロードページでは、サンプルとして様々なループ動画が紹介されています。
現在はAndroid版のみの先行配信中ですが、近々iOS版などにも順次対応していく予定とのこと。
ユーザーが作った動画によって、ますますソーシャルメディアが楽しくなることを期待したいですね。
Facebookが発表したヴァーチャルリアリティシステム(VR)。その中身とは
今月5~7日の3日間にかけて行われた、Oculus主催のVR技術開発者向けのイベント「Oculus Connect 3」で、Facebook社が初のVR技術を発表しました。
実際にVRデモを行ったのは、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏。
マーク氏はデモの中で、同じくデモに参加した2人とトランプなどのゲームをしたり、おもちゃの剣を出現させてチャンバラごっこをしたりと、まるで映画のようにハイレベルなVR技術を披露しました。
その中でも特筆すべき点が、とても表情豊かなアバターの存在。ユーザーは自分で設定したアバターを使ってVR空間に入りますが、このアバター、様々に表情を変えることができます。この表情の変化はとても自然で、まるで本当にその人と対面しているよう。
Facebook社はこれからもVRの開発に意欲的。どこにいても、家族や友人の目の前で会話が出来るという日もそう遠くないのかも知れません。
「架空の人物」、「投稿をあえて消す」…予想外のInstagram活用法
Instagramは、今年4月には利用者が1200万人を超えた人気ソーシャルメディアです。
様々な企業がPRに活用していますが、最近、単なる宣伝に留まらないInstagramの活用が始まっています。今回はその事例を2つご紹介します。
ひとつめの事例は、「ルイーズ・ドラージュ」という女性のInstagramアカウント。実はこのアカウント、アルコール依存症の人々を支援する団体「Addict Aide」のキャンペーンとして始まったもの。ルイーズは架空の人物で、必ずお酒を手にしている彼女の自撮り投稿から、人知れずアルコール依存に蝕まれる彼女の真実に気付けるか、という独特な施策として全世界で注目を浴びました。
次の事例は米の大手酪農協会「ランド・オー・レイクス」の施策。協会は、Instagramのユーザーたちに向けて、投稿した「食べ物の写真」を削除するように呼びかけました。
投稿を1つ削除するたびに、貧困や飢餓に苦しむ人たちに向け、協会が11食分の寄付を行うというこの施策も話題を呼び、全世界で投稿の削除が行われています。
このような、普通のキャンペーンとは一味違った施策。ソーシャルメディアのひとつの使い方を示してくれる事例だと言えそうです。
以上、10月第3週のソーシャルメディアニュースでした。
寒さで体調を崩しがちな季節。どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。