もう1月も終わりに近づいていますね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。元学芸員ライター、なつきです。
町の各所で行われていたお正月のイベントも一通り終わったこの時期は、「どこに出かけよう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。素敵なアート作品と絶品のお料理で贅沢な気分を味わえる美術館なら、きっと充実した一日を過ごすことができますよ。
今回ご紹介するのは「東京国立近代美術館」。皇居の近く、北の丸公園内に佇む日本で最初の国立美術館です。

「国立近代美術館」とは?

国立近代美術館は昭和27(1952)年に日本で最初の国立美術館として、中央区京橋に開館。その後、コレクションの増加や企画展の拡充に対応するために、昭和44(1969)年に千代田区北の丸公園に移転し、現在に至ります。
12,500点に及ぶコレクションは国内外問わずに収集した近代美術を中心に構成されていますが、そのうち常設展として鑑賞できる「MOMATコレクション」では日本の20世紀初頭から現代に至る、多様なジャンルの作品を紹介しています。近代日本の美術の歩みが分かりやすい解説と共に展示されているので、美術が苦手な方でも楽しめるのではないでしょうか。
さらに企画展は年に4~5回ほど入れ替わるので、訪れるたびに新たな感動に出会えそうです。

画像: 外観写真。町の喧騒から離れた場所に佇んでおり、周辺にはとてもゆったりした時間が流れています。

外観写真。町の喧騒から離れた場所に佇んでおり、周辺にはとてもゆったりした時間が流れています。

現在ご覧いただける展覧会

現在ご覧いただける展覧会は『endless 山田正亮の絵画』。ストライプの画面で知られる山田正亮(やまだ・まさあき 1929-2010)の画業を網羅した、初の本格的回顧展。
山田正亮は戦後、多くの作家が暴力や残虐性への批判を表した作品を制作する中で、そういった潮流からは距離を置いていた特異な存在です。

近年では戦後日本美術への新たな視座をもたらす作家として海外からの注目も高まっており、2016年10月にはロンドンのアートフェア「Frieze Masters」でも個展が開催されています。私が訪れた際も来場者の半数近くが外国の方でした。

画像: 【公式】東京国立近代美術館 広報 on Twitter twitter.com

【公式】東京国立近代美術館 広報 on Twitter

twitter.com

これから海外での人気がさらに高まっていけば、今回のような展覧会の開催は日本では難しくなるかもしれません。会期は2月12日まで。ぜひ足を運んでくださいね。
また同時開催の『瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす』も必見ですよ。

イタリアンとフレンチが融合する「おいしい」レストランで特別なひとときを

美術館併設のレストラン「ラー・エ・ミクニ」ではランチやティータイムの他、ディナーも楽しむことができます。
日本を代表するフレンチシェフである三國清三氏がプロデュースしたこちらのレストランは「芸術と料理」をテーマにフレンチとイタリアンが融合したアーティスティックなお料理が楽しめます。皇居を望むテラス席もあるので、都心でありながらもゆったりとした時間を過ごすことができそうですね。

ランチコースは3,500円~、ディナーコースは6,000円~(別途サービス料10%が加算)となっています。芸術品のように美しく、特別な気分を味わえること間違い無しのお料理の数々は、記念日にもぴったりです。

画像: 公式Facebookより、メニューの一例。彩りが美しい! www.facebook.com

公式Facebookより、メニューの一例。彩りが美しい!

www.facebook.com

東京国立近代美術館は公式Facebook、Twitterを運営しています。特にTwitterでは、開催中の展覧会作家についての豆知識やイベント情報を発信中。レストランの公式フェイスブックでは限定メニューのご紹介もされていますので、ぜひともチェックしてから訪れてくださいね。

東京国立近代美術館

住所:〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
観覧料:所蔵作品展、企画展により異なります。
    各展覧会の詳細をご確認いただくか、あるいは美術館へお問い合わせください。

公式Facebook:https://www.facebook.com/momat.pr
公式Twitter:https://twitter.com/MOMAT60th

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