Facebookは今年3/12より、現在利用されていないアカウント(利用解除されたアカウントと追悼アカウント)からのページ「いいね!」のカウントを除外し、また4/12にはニュースフィードのアルゴリズム変更を行いました。
この変更から数ヶ月が経った現在、Facebookページのエンゲージメントはどのように変化したのでしょうか。あなたのページの「いいね!」数は変わりましたか?

これについて、ソーシャルメディアマーケティングファーム Komfo 社は1ヶ月間にわたり約3500の企業Facebookページを調査し、自身のブログで公開しています。

非アクティブユーザーの「いいね!」除外による影響

Facebookページへの「いいね!」数のカウント方法について、現在利用されていないアカウントからの「いいね!」を除外したことよる影響は下記のとおり。ページの規模に関わらず大きな変化は見られていないとのこと。

• Facebookページ1つあたり、ファン数は3.30%減少。そして企業ページはトータルで7,705,248のファンを消失。
• 失ったファン数の割合は、ページ規模に関わらず同じ。
• エンゲージメントとリーチには、大きい影響はない。

アルゴリズム変更による影響

ニュースフィードに表示されるコンテンツの優先順位が変更され、親しい友人の情報ほどニュースフィードの上位に表示され、企業ページはその後に表示されるようになりました。まずは、その変更点をおさらいしてみましょう。

■ページよりも友達の投稿を優先
友達による投稿は、ページからの投稿よりも優先して表示されるようになりました。
■友達が「いいね!」したページ表示の優先度低下
友達が「いいね!」やコメントをしたページ(自分はしていない)の投稿表示頻度が低くなりました。(「○○さんがいいね!と言っています」という投稿が減少)
■ページからの投稿が連続表示可能に
これまでは、同じ投稿者(友達)からの複数の投稿が連続して表示されないようになっていましたが、それが可能になりました。(表示するコンテンツ量が少ないユーザーのフィードの場合)

このアップデートにより「ページによっては、投稿のリーチや参照トラフィックが減る可能性がある」と懸念されていましたが、同社の調査結果は下記のとおり。「 オーガニックリーチに大きい変化はない 」ということが明らかになりました。

まとめ

Facebookページへの「いいね!」数のカウント方法や表示アルゴリズムの変更により、企業ページのファンや露出が減ることが予想されましたが、今回の調査結果では、そこまで大きな影響がなかったことが明らかになりました。Facebookからの流入を頼りにビジネスを行っている企業にとっては一安心といったところでしょうか。
しかし企業ページの表示優先度が低くなったという点では、企業はユーザーにとっていかに魅力的なコンテンツを提供するかに注力しなければならないし、またリーチをより伸ばすために広告を購入するなどの施策が必要になりそうです。

参照

あなたのFacebookページへの「いいね!」数が減るかも・・・!?
http://transit.tokyo/_ct/16804054

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